農・海産物加工卸の沖縄海星物産(糸満市、狩俣順市社長)は14日、県庁で会見し、
ソデイカを加工した二つの新商品を発表した。神戸市の水産卸売販売会社と企画・
開発し、これまで廃棄していた身の切れ端を原料として有効活用。近く県内外で試験
販売を始め、売り上げの約3%を海への赤土流出防止に取り組む県内の沖縄グリー
ンベルト推進協議会に寄付する。
漁協と加工・流通関係者らが連携し、水産物の商品開発から販売までを一体的に
支援する県の事業。
試験販売は企画・開発で連携した神港魚類(神戸市)が自社販路を使って東京と大
阪の両地域で実施。県内はイオン5店が取り扱う。県内外で初年度に計2千万円の売
り上げを見込む。
発表した商品は「ソデイカの切り落とし シークヮーサーポン酢付」(198円)と「島イカ
の軟骨揚げ」(178円)。
問い合わせは沖縄海星物産、電話098(994)0191まで。