もずくの名前の由来
「もずく」の名前は、他の海藻にくっついて育つと言う「藻付く」から由来しています。 本土のもずくはホンダワラなどの海藻の枝に生えていますが、沖縄のもずくは、サンゴ礁や藻の枝葉などに養生します。 海中でゆっくりゆらぐような動きから「水雲」「海雲」とも表現されたりします。 沖縄では、昔から三杯酢といっしょに食べられている事から、方言で酢のりという意味から「スヌイ」「スヌリ」「スヌール」「スヌル」、宮古では「ススズイ」と呼び方も様々です。もずくの種類
もずくは主に「太もずく」と「糸もずく」の2種類があります。太もずくは和名を「おきなわもずく」といい、国内の90%以上が沖縄県で生産されています。更に養殖に関しては、100%に近いの生産量になっているそうです。また、もずく商品の種類も「生もずく」「早摘みもずく」「塩もずく」「乾燥もずく」「洗いもずく」など、好みや使いかたに合わせたものをご購入することができます。もずく商品の種類
- 生もずく
- 海水で処理をしたもずく、生のままでは日持ちはしませんが、食感はダントツ。シャキシャキした結ごたえでとても美味しく、心地よいの香りが特徴です。どんなもずく料理にもおすすめ。
- 早摘みもずく時期限定
- 2~3月頃の早い時期に水揚げされるもずく。別名「若もずく」ヌメリ多く、よりコシのある歯ごたえが楽しめます。
- 塩もずく
- 塩漬けにしたもずく。もずくはもともと塩が浸透しにくく、塩抜きすればほとんど元の状態に戻ります。冷蔵で1ヶ月も保存が可能です。天ぷらなどにおすすめ。
- 乾燥もずく
- もずくを高度な技術で食物を取り除き洗浄・乾燥させたもの。戻し方によって味が変わり様々なバリエーションで楽しめます。
- 洗いもずく
- 塩もずく・生もずくを洗浄機で塩抜きしたもので、洗わずにすぐ調理できる無洗米のようなもの。
オススメの
食べ方
生もずくの歯ごたえを楽しむならサラダやもずくしゃぶしゃぶなど。
オススメの
食べ方
冷蔵すれば3か月も保存が可能です。天ぷらなどにオススメ!
オススメの
食べ方
水だけでなく、スープ・ダシ・ドレッシングで戻して食べる方が多いです。
オススメの
食べ方
塩抜きの手間が必要ないので、スープなどにオススメです。
健康食材もずく
健康食品としてのもずくは高い栄養価が含まれている海の幸です。 もずくには、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれており、食物繊維も豊富になります。 ミネラルや食物繊維が豊富に含まれていて、更に低カロリー(100gあたり6kal)という美容と健康に効果のある食品です。 貧血、疲れやすい、イライラする、忘れっぽい、むくみなどの症状に効果的だと言われています。ブコイダン
フコイダンとは、モズク・コンブ・ワカメ・メカブなどの海藻に含まれる滑(ぬめ)り成分になります。海藻独特のヌルヌルには、このフコイダンが豊富です。中でももずくには、他の海藻に比べて約5~8倍ものフコイダンが含まれており、悪玉コレステロールの排出を促す働きや糖質の吸収を抑えて血糖値の上昇を抑える働きがあり、糖尿病や高血圧などの生活習慣病の予防に効果が期待できます。また、がん細胞を死滅させる働きがあることからがん予防にも効果が期待されています。低カロリーで美容や健康にオススメ!
100gあたり6kalのため、ダイエットや美容・健康食にも適しています。もずくを食べる時には酢と一緒に摂取することで、美容効果も倍増するとされています。酢を摂ると代謝が活発になり、脂肪や糖分が燃焼しやすくなり相乗効果が得られると言われています。沖縄では昔から三杯酢といっしょに食べるのが多いですね。生活習慣病の予防に
もずくの「ぬめり」が血液が固まるのを防いで血栓を防止する抗血液凝固作用、コレステロール低下作用など生活習慣病に効果が期待できます。ガン細胞を攻撃する力を増す作用
フコイダンは、正常細胞は傷つけず、がん細胞だけを自己消滅させるように仕向ける働きがあります。また胃潰瘍や胃がんの原因ともいわれるヘリコバクターピロリ菌を除去する作用があることも確認されています。病原性大腸菌O-157への抗菌効果
もずくには病原性大腸菌O-157に対する抗菌効果があることが分かりました。三杯酢で味付けしたもずくにO-157を混入させ37℃で培養したところ、菌が減少することが確認されています。もずくのおいしい食べかた
もずくは食物繊維が豊富に含まれているので、食事の最初に食べることで血糖値の急激な上昇を防ぐことができます。食後の血糖値が気になる方は、まずもずくから食べるようにするのがおすすめです。満腹感を高める効果もあるので、食べ過ぎ防止にも効果的で、のどごしもいいので暑い夏にツルっといくと涼しくなった気分になります。 ただし、もずくにはヨウ素が100gあたり140㎍と豊富に含まれていますので、たくさん食べる過ぎるのを継続すると甲状腺の働きが低下してしまう可能性があるのでご注意ください。もずくのおすすめレシピ
- もずく酢
- もずく天ぷら
- もずくスープ
- もずくのあがりそば
- 沖縄金目鯛と太もずくのしゃぶしゃぶ
- もずくのみそ汁